
2025 AW Oblada 「NEW BRITISH LOOK」
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みなさま、三寒四温のこの頃いかがお過ごしでしょうか。
早いもので、Obladaの2025年秋冬コレクションの展示会がスタートいたします!
今日はどんな秋冬コレクションを制作したのか、どんなテーマで取り組んだのかを綴ってみたいと思います!
今回のテーマは「NEW BRITISH LOOK」と題し、僕たちなりのブリティッシュのムードを取り入れた新しいスタイリングを提案するコレクションを制作しました。なので、今日から続くこのコラムのお供に、紅茶でも飲みながら楽しんで頂けたら嬉しいです。
それでは!本題参ります!
「NEW BRITISH LOOK」と題して、ブリティシュな素材や柄を取り入れたコレクションを作りたいなと考えはじめた、そもそもは「上質な素材を贅沢に使う」アイテムを作りたいなが起点になっています。僕自身も贅沢な素材をいつもの毎日で着れるようなアイテムが欲しいと常に探しているので、こういう気分をコレクションで表現したいというのもあります。
前回の秋冬はIVY BLACKと題しブラックが中心のコレクションでしたが、この秋冬はグレーやネイビー、カーキなどのベースカラーを中心としています。ベージュやブラウン、ホワイトもあります!
そこに「赤」がキーカラーとして、スタイリングのスパイスカラーになるようにしています。
これぞブリティッシュというガンクラブチェックやグレンチェック、チョークストライプなどのバリエーションがあると秋冬楽しいスタイルが完成するだろうな〜というのが着想の原点になります。
例えば、
クラシックなグレーのグレンチェックのセットアップも軽く心地よく着られるように仕立てています。そこにグレーのニットポロとカーディガンを合わせて、ライトピンクのキャップを差し色にすることで抜けを作っています。
パンツもウェストがイージーパンツ仕様で、絞ることができて、極上の履き心地を実現しています。これを穿いたらこればかりになってしまいそうなパンツです。
ちなみに、メンズドレッサー界の巨星「プリンスオブウェールズ ウィンザー公」がこのセットアップの着想源です。
とにかく洒落者のウィンザー公(エドワード8世)
チョークストライプのイメージ源はこんな感じ
Obladaの洋服がレディースでありながら、しっかりメンズライクなのは、メンズドレスの文脈をきちんと理解した上で、素材選びやデザインに落とし込んでいることが由縁とも言えます。
そしてこのガンクラブチェックもチェックのカラーを全てオリジナルで作りました。
普遍的なようで、でも女性が着て可愛いガンクラブチェックに仕上げています。
生地の仕上がり、とても良いです!
そこに、王道のネイビーのウイリアムニットと、キングスブルーの新しいワイドスプレットのシャツを合わせて、極めて英国なカラーリングですが、新鮮な気分で着ていただけると思います。
こちらのジャケットは、アンコンストラクションジャケットという名前にしたのですが、ジャケットは通常は芯地を重ねて構築的=コンストラクションに作るのですが、あえてリラックスしたムードで作る方が日常では着やすいと考え構築的ではない=アンコンストラクションで作っています。芯地を減らすことで軽く柔らかな着心地を実現しており、カーディガンのように羽織ることができます。
ジャケットとコートの中間のような立ち位置で、なかなか寒くならない秋冬にはこれくらいのアイテムがとても使えるアイテムだと考えています。
こちらのセットアップは無地のブラックもご用意しております!
さて、いよいよスタートするOblada秋冬の陣!
今日からコラムで、コレクションの内容をお届けしていきますので、楽しみにしていてください!