コミットメントなんて英語で大それた表現になってしまったけど、今日は僕たちがCINCH/Obladaのファンの皆さまと、それを作ってくださる工場さん生地屋さんたちに誓いたいことをお伝します。
⁡
突然ですが！
銀座に老舗和菓子屋さんのモナカがあります。
売り切り御免の名店です。（店名はあえて控えますが、ググったらすぐ出てきます）
そこのモナカは超人気で毎日売り切れるわけですから、作る量を増やせばもっと売れるのではないのでしょうか。
でも生産量を増やさない理由や美学がそのお店にはあるのだと思います。そんな姿勢に惚れて、モナカが一層おいしく感じさせます。もちろん美味しいのは間違いありませんが。

お店というのは、本来こうあるべきと考えています。
「売れる分だけ作る」これが出来ればセールをする必要は無いからです。

例えば12月にコートを買います。そのコートが1月にセールになっていたらめちゃ悲しいですよね。
工場さんだって一生懸命作ったコートを9月に納品してわずか４ヶ月でセールになったら虚しいと思います。だからこそ、そのシーズンに売れる分だけ作ってセールはしない。とてもシンプルなことです。
もし売れ残っていたとしても、セールはしない。
次のシーズンに新しいスタイリングで出せば良いし、もし値引きするなら少なくとも次のシーズンまで待つべきでは無いでしょうか。

僕はこんな考え方でブランドやお店をやっていきたいです。サスティナブルという言葉がありますが、本当の意味でのサスティナブルは大切にすることからはじまると信じています。

こんな想いを通してファッションの楽しさをこれからも提案していきます！
⁡
CINCH inc
Director
Shintaro Someya